ニシジマ タロウ
  西島 太郎
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 著書
標題 愛知県史通史編2中世1
執筆形態 共著・編著(代表編著を除く)
掲載区分国内
出版社・発行元 愛知県
総ページ数 807
担当範囲 第三章第四節 三河の守護と国人(228頁~247頁)、第三章第五節 尾張・三河の奉公衆(248頁~263頁)をそれぞれ西島太郎・松島周一で執筆
著者・共著者 編者 愛知県史編さん委員会
著者 稲葉伸道、青山幹哉、松島周一、渡邉正男、市澤泰峰、水野智之、西島太郎、村岡幹生、上村喜久子、鈴木正貴、山田邦明、岡本直久、中野晴久、藤澤良祐、阿部泰郎、杉野丞、小川幹生、塩澤寛樹、鷹巣純、齋藤夏来、安藤弥
概要 愛知県の歴史を明らかにする愛知県史の通史編で、室町時代の三河国(愛知県東部)の守護および国人の変遷や特徴について20年間にわたる調査成果を集大成し叙述した。①では三河の守護一色氏の支配が若狭・丹後・尾張知多郡にまで及ぶ海上支配を意識してなされたものであること、全盛期を迎えた一色義貫が六代将軍足利義教により謀殺された永享の乱など、新しい知見を交え叙述した。②では室町将軍家の軍隊ともいうべき奉公衆の変遷を明らかにし、尾張・三河国の特徴を明らかにした。鎌倉時代に足利家の領国であった三河国は、室町将軍直轄の奉公衆が全国的にみても多く輩出していること、尾張国においてもこれまで注目されてこなかった番衆以外の外様衆・御供衆といった奉公衆も含めた分析を始めて行った。また幕府政所伊勢氏による幕府料所(幕府所領)が三河に設定され、伊勢氏の被官となることをきっかけにして、三河の松平氏や戸田氏が大名化していく前提となることを指摘した。