ニシジマ タロウ
  西島 太郎
   所属   追手門学院大学  文学部 人文学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/03
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 尾張藩「奥御医師」野間林庵家の研究
執筆形態 単著
掲載誌名 名古屋大学附属図書館研究年報
掲載区分国内
出版社・発行元 名古屋大学附属図書館研究開発室
巻・号・頁 (6号),縦1-19頁
著者・共著者 著者 西島太郎
概要 江戸時代、尾張藩の本道(漢方)を担った医師の実態を、藩医野間家から明らかにした。江戸初頭、大坂から尾張国に移住し町医師をしていた野間家は、17世紀末、初代林庵の法橋位獲得を契機に尾張藩へ仕え、藩主の奥医師にまで昇進した。医術の流派は中国明の医学を日本化して実践した後世派で、藩主の病気を看るだけでなく製薬にも携わった。理学博士第1号・伊藤圭介との関わりや、維新後、野間家が三重県で民衆の公衆衛生向上に努めた事実を明らかにした。のち学術文献研究会編集『日本史学年次別論文集』近世(二) 平成20年版(朋文出版、平成22年)に再録。