ニシジマ タロウ
西島 太郎 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/06 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 雲州松江に残る江州甲賀の牛飼城主鵜飼氏の痕跡――石造物の史料批判―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 近江地方史研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 近江地方史研究会 |
巻・号・頁 | (55号),1-13頁 |
著者・共著者 | 著者 西島太郎 |
概要 | 島根県松江市の清光院の墓地にある、中世年号を持つ鵜飼氏の墓石を用い、石造物の史料批判を行った。この中世年号をもつ五輪塔は、明治以降に建立されたものと考えられ、刻まれた鵜飼氏歴代没年は、子孫のもつ過去帳・系譜等が根拠で二次史料に位置づく。しかし出身地から遠く離れた鵜飼氏の子孫が、自らの由緒を墓石に刻み、200年以上前の先祖を顕彰していく動きがあった事実は動かせず、これまで城主を持たない百姓の城とされていた牛飼城と鵜飼氏が結びつく可能性を考慮し、今後、近江国甲賀郡の戦国時代を考える必要を説いた。 |