ババ タカノブ   BABA TAKANOBU
  馬場 天信
   所属   追手門学院大学  心理学部 心理学科
   追手門学院大学  大学院 心理学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 紀要(First author)
標題 交流分析理論からみたAlexithymia
執筆形態 共著・編著(代表編著を除く)
掲載誌名 同志社心理
巻・号・頁 49,44-50頁
著者・共著者 馬場天信,佐藤 豪,鈴木直人
概要 この論文では,精神分析の考え方をもとにして発展してきた交流分析理論の視点にたって,アレキシサイミア傾向者の対人交流パターンの特徴を記述した.エゴグラムに関する尺度とアレキシサイミア傾向を測定する質問紙を実施した.分析の結果,アレキシサイミア傾向とA,FCに有意な負の相関が認められ,ACとは正の相関が認められた.またOKグラムでは自己肯定と強い負の相関,自己否定と強い正の相関が認められた.以上の結果から,アレキシサイミア傾向者はストレス状況下に陥ると感情に流されやすいこと,そして自分の欲求を解放するよりは,周囲へ合わせて過剰適応すするような対人パターンをとることが明らかになった.またアレキシサイミア傾向者のプロフィールはV型に近く,うつとの関連性も示唆された.