ババ タカノブ   BABA TAKANOBU
  馬場 天信
   所属   追手門学院大学  心理学部 心理学科
   追手門学院大学  大学院 心理学研究科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/10
形態種別 国内学会誌(First author)
招待論文 招待あり
標題 肥満症患者の心理的特徴とチーム医療介入の実際
執筆形態 共著・編著(代表編著を除く)
掲載誌名 心身医学
掲載区分国内
出版社・発行元 三輪書店
巻・号・頁 52,937-944頁
総ページ数 null
著者・共著者 ◎馬場天信・佐藤豪・齋籐瞳・木村穣・中川明仁
概要 肥満治療において臨床心理士を加えたチーム医療システムは効果的である。また、亜パーソナリティ尺度は、肥満症患者のおかれている心理社会的状況を理解するツールとして、患者と治療スタッフ双方に有益な情報を提供する。パーソナリティと肥満に関する研究報告は近年増加しているが、日本人の肥満症患者に関する報告は数少ない。本研究ではNEO-PI-R、TEG-Ⅱ、TAS-20を用いて、肥満症患者と一般成人におけるパーソナリティの違いについて検討したが、一般成人との違いは認められなかった。一方で、肥満度別によるパーソナリティの違いについて分散分析で検討したところ、BMI35以上の高度肥満患者は神経症傾向が高く、感情同定困難という特徴が認められた。以上の結果は、肥満度の高い肥満症患者に対する介入にはパーソナリティの査定が有効であることを示唆している。