ババ タカノブ
BABA TAKANOBU
馬場 天信 所属 追手門学院大学 心理学部 心理学科 追手門学院大学 大学院 心理学研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/04 |
形態種別 | 国内学会誌(First author) |
査読 | 査読あり |
標題 | 減量を目的とした治療的介入に有効な心理的サポートのあり方 |
執筆形態 | 共著・編著(代表編著を除く) |
掲載誌名 | 臨床スポーツ研究 |
巻・号・頁 | 12,207-214頁 |
著者・共著者 | 馬場天信,木村 穣,佐藤 豪 |
概要 | 肥満患者を合併した生活習慣病患者(心身症含む)に対する介入において臨床心理学的立場からみてどのような点が重要となるかについて,臨床スポーツ医学会のコメディカルシンポジウムのシンポジストとして発言した内容が論文として掲載されたものである.この論文のなかであげた重要な点としては,1)個別性の尊重,2)関係性の重視,3)介入技法の3点である.単に肥満患者と言ってもその心理社会的な背景は様々であり,画一的な減量を押しつけるのでなく,個々の患者の心理特性や環境要因を十分に理解することが重要であることを指摘した.また,医師-患者という上下関係ではなく,一緒に考えるパートナーとしての心理士との関係性が,クライエントの不安や依存,抵抗を減少させ,自らの病気に向き合う姿勢を引き出すことができることを解説した.最後に,従来の行動療法的な技法はモチベーションの高い者や合理的な思考が中心の者には有効であるが,様々な心理的テーマを有しているCLにとっては,その認知的な働きを共に探索すること,その姿勢そのものがより効果的であることを指摘した. |