マツイ タケシ
Matsui Takeshi
松井 健 所属 追手門学院大学 社会学部 社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 紀要(その他) |
標題 | 高齢者の長期運動プログラム後における心理状態に関する研究 ~水中運動群と陸上運動群の比較~ |
執筆形態 | 共著・編著(代表編著を除く) |
掲載誌名 | 追手門学院大学スポーツ研究センター紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 8,23-29頁 |
総ページ数 | 7 |
著者・共著者 | 巽樹理, 松井健 |
概要 | 本研究の目的は、約3年間運動活動を継続した高齢者2群(水中群「アクアティックダンス」:n=30、陸上群「エアロビックダンス」:n=30)を対象に、長期間の運動プログラム終了後に感じた心理的感情とその特徴を明らかにすることであった。その結果、「3.続ける意欲が湧いた」(陸<水、p<0.05)、「28.運動以外の交流があった」(陸<水、p<0.05)の2項目で水群の得点が高く、両群間に有意差が認められた。プログラム以外でも参加者と交流があった」(陸<水、p<0.01)。エアロビクス・ダンス後に気分の高揚や楽しさが増すという研究報告はあるが、今回の研究では、水グループの方が18/23の肯定的な質問 (30問中23問が肯定的な質問)で高得点となる傾向がみられた。このことは、水グループは陸グループよりも運動後の心理状態を良好に維持できたことを示唆している。また、長期的な運動プログラムの継続には不安が残るものの、ポジティブな感情は両群で共通して確認され、運動スタイルが異なっても得られる心理状態は同様であった。 |