ヤマダ ヤエコ
  山田 弥生子
   所属   追手門学院大学  社会学部 社会学科
   職種   特任助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019
形態種別 その他
標題 03心-12-ポ-61 ライフスキルがメンタルヘルスにもたらす影響:体育系大学生のライフスキルと生きがい度との相関
執筆形態 共著・編著(代表編著を除く)
掲載誌名 日本体育学会大会予稿集
掲載区分国内
出版社・発行元 一般社団法人 日本体育学会
巻・号・頁 70(0),144_3-144_3頁
著者・共著者 山田 弥生子,土屋 裕睦
概要 <p> ライフスキル(LS)は日常生活におけるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な能力(WHO,1997)であり、全ての健康づくりの共通の基盤である(島井,2009)。橋本・徳永(1999)はストレス度(SCL)と生きがい度(QOL)の両次元からメンタルヘルス(MH)を捉えることを提言した。本研究の目的はLSとMHの相関分析を行いその関連を検討することである。2019年4月、体育系A大学の3年生64名(男性35名,女性29名)を対象とし、精神的健康パターン診断検査(橋本・徳永,1999)、大学生アスリート用ライフスキル評価尺度(島本ら,2013)による一斉法調査を実施した。分析の結果、QOLと目標設定(r=.55)、考える力(r=.51)、責任ある行動(r=.46)の3項目及びLS総合得点(r=.45)との間にそれぞれ有意な正の相関(p<.01)が見られ、SCLと体調管理の項目との間には負の相関が見られた(r=-.43,p<.01)。本研究の結果からLS(特に自己決定に関わるLS)の獲得とQOLの向上には密接な関連があり、体調管理に関するLSを獲得することでSCLを低下させることができると考えられる。</p>
DOI 10.20693/jspehss.70.144_3
NAID 130007770108