| 
            ニシオ ノブアキ
           西尾 宣明 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 追手門学院大学 国際教養学部 国際日本学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 国際教養学専攻 職種 教授  | 
      |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 1994/12/31 | 
| 形態種別 | 紀要(その他) | 
| 標題 | 志賀直哉『城の崎にて』考-志賀に於ける1917年の意義- | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | プール学院短期大学研究紀要 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | プール学院短期大学 | 
| 巻・号・頁 | (34),183-208頁 | 
| 概要 | 『城の崎にて』は、「三匹」の小動物の描写から「死」への想念を主体とした小説だとして読解されることが多い。本論は、語り手の意識を中心にこの作品の表現分析を試みた。この分析により,『城の崎にて』は、語り手「自分」が自明の生へと回帰していく物語として読み解こうとした論考である。そして,そのことが、『和解』などに代表される中期志賀文芸の形成を考察する上で重要な視点であると結論づけ、志賀における一九一七年という年の重要性を指摘した。
 なお,本論は『国文学年次別論文集・平成6年版近代分冊』(朋文出版・平成8年刊行)に転載された。  |