ヤマモト ケンジ   Kenji Yamamoto
  山本 顯治
   所属   追手門学院大学  法学部 法律学科
   職種   教授
発行・発表の年月 2022/02
形態種別 論文
標題 交渉促進規範としての解除権とオプション権 -縮小社会におけるホールドアウト問題の私法的規律
執筆形態 単著
掲載誌名 角松生史=山本顯治=小田中直樹=窪田亜矢編著『縮小社会における法的空間 -ケアと抱摂-』(日本評論社)
掲載区分国内
出版社・発行元 日本評論社
巻・号・頁 63-92頁
担当区分 筆頭著者,最終著者,責任著者
著者・共著者 山本顯治
概要 現在わが国は縮小社会に直面している。そこで課題となる都市内部における空間形成、地域再編においては、多数の利害関係者の参加を促進する地域創造のコンセプトが求められている。このとき、多数の利害関係者の交渉ルールを適切にデザインすることで関係当事者の"private ordering"を尊重した問題解決を実現できるのではないかとの問題意識から、いわゆる「ホールドアウト問題」に対処するための契約的規律について考察した。そして逐次売買において発生するホールドアウト問題と不完備契約論にいう「ホールドアップ問題」の共通性を明らかにし、これに対処するための契約的規律としての契約の任意解除権、オプション権を検討した。解除権もオプション権も実際に行使されることはないにもかかわらず、それが存在するだけでホールドアウト問題を抑止し、契約にロックインされる買主の交渉力を改善することで当事者間交渉を促進する規範として機能すること、即ち、いずれも交渉促進規範として機能することを明らかにした。