シバタ タカフミ   SHIBATA TAKAFUMI
  柴田 尭史
   所属   追手門学院大学  法学部 法律学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/01/31
形態種別 紀要(First author)
査読 査読あり
標題 公法学におけるコントロール概念の展開(一)――ドイツにおける一九九〇年代以降の議論――
執筆形態 単著
掲載誌名 阪大法学
掲載区分国内
出版社・発行元 大阪大学法学会
巻・号・頁 64(5),233-266頁
概要 "本論文では、1980年代に転回した「コントロール」概念が、90年代以降どのように受容されたのかを検討した。90年代においては、「コントロール」が公法学の具体的議論の中で取り上げられた。本稿では、アンドレアス=フォスクーレの『裁判官からの権利保護』を素材として、そこにおける「コントロール」概念の扱われ方を検討した。「裁判官のコントロール」というテーマは、「裁判官の独立」が憲法の要請であることによってこれまで検討が回避されてきた。しかし、80年代に洗練化された「比較」という概念によって、これを正面から取り扱うことが可能となった、ということが明らかになった。