シバタ タカフミ   SHIBATA TAKAFUMI
  柴田 尭史
   所属   追手門学院大学  法学部 法律学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/07/31
形態種別 紀要(First author)
査読 査読あり
標題 「公法」におけるコントロール概念(三・完)――ドイツにおけるコントロール概念の展開――
執筆形態 単著
掲載誌名 阪大法学
掲載区分国内
出版社・発行元 大阪大学法学会
巻・号・頁 60(2),129-146頁
概要 "本稿では、クレプスの議論を詳細に紹介・検討した。彼は、70年代の見解を批判的に受容し、「コントロール」概念を「基準‐対象‐比較」であり、プロセスと理解される「決定」に付随するものとした。このプロセスは、個々の「決定」からなるものであり、それらが連鎖して国家全体の「決定プロセス」を構成する。そこで「コントロール」の目的と機能は「決定」の「合理化」である。「決定」は、権力分立論に基づけば、各国家機関に配分されているものと把握される。権力分立論を介在させることで、「コントロール」を法律学から検討することが可能となったのである。