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ヨコタ オサム
横田 修 所属 追手門学院大学 社会学部 社会学科 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2009/05/13 |
| 形態種別 | DP(ディスカッション・ペーパー) |
| 標題 | 戯曲『夜まで待てない』 |
| 執筆形態 | 単著 |
| 掲載誌名 | タテヨコ企画第18回公演『夜まで待てない』 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | タテヨコ企画 |
| 総ページ数 | 40 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 著者・共著者 | 横田 修 |
| 概要 | 老舗ギャラリーのとある1日。
先日オーナーが亡くなり、今日は故人を偲ぶギャラリー葬が開かれている。 ギャラリーに縁のある人たちが顔を出しては故人を偲んでいく。彼らには気になることがあった。ギャラリーの行く末だ。オーナーには息子がおり、アーティストである。多くの人は彼が継ぐと思っていたが、しかし遺言で示されたのは彼の妻であった。結婚して十年になる若夫婦、子供はなく、あまりしっくりいってないようにも見える。特に夫の動向を心配する様子が伺えるが、間もなく40を迎える彼は黙してあまり多くを語らない。 故人の弟や甥夫婦、夫の妹など親族も顔を出すが、彼らの心配事は奔放に生きた故人の私生活のことである。最後を看取ったのは、親族の誰も知らない見ず知らずの娘であった。どうやら実子であるらしい。今日も来るという。 葬式という場に集う人々の囁きから、今を生きる人々の様々な想いが見え隠れする。 式も一段落して残される夫婦。果たして彼らの行く末は如何に。 |