シンドウ マサヒロ
真銅 正宏 所属 追手門学院大学 学長 職種 学長 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学会誌における解説記事および書評 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 書評・斎藤理生著『小説家、織田作之助』 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 昭和文学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (82),156-158頁 |
総ページ数 | 3 |
概要 | 大阪と織田作の第二番目的性格こそは、実は、従来の東京中心主義的な一切のものと、志賀直哉に代表されるような日本の権威的なリアリズム小説への反抗的態度の力の源泉にもなっている。著者は、読者に、織田作への先入観から自由になるために、まずその作家像から離れ、小説の方法に着目して、その作品群を読み直してほしいと希望している。これは、作家イメージの影響に偏りがちな我々読者の読書方法自体への変更の期待でもある。本書は、文学史評価と読書方法の訂正を求める大胆な提言なのかもしれない、と論じた。 |