シバタ タカフミ   SHIBATA TAKAFUMI
  柴田 尭史
   所属   追手門学院大学  法学部 法律学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/05/31
形態種別 紀要(First author)
標題 「公法」におけるコントロール概念(二)――ドイツにおけるコントロール概念の展開――
執筆形態 単著
掲載誌名 阪大法学
掲載区分国内
出版社・発行元 大阪大学法学会
巻・号・頁 60(1),135-154頁
概要 1970年代に、従来の通説が批判されるようになり、過渡期を迎えた。その中で、「比較」や「評価」を概念とする見解が登場した。ここで重要な役割を果たしたのが、ゲオルク=ブルンナーの見解である。彼は、国家活動の基礎となる決定が「基準」であり、その決定の実施が「対象」であり、それらを「比較」することが「コントロール」である、と捉え、「コントロール」の目的と機能を「決定と実施の間の逸脱の防止」である、とした。また、本稿では、1980年代において概念を転回させたヴァルター=クレプスによる、それ以前の議論(たとえば、「政治的な力」)の批判的な分析を紹介し、検討した。