シバタ タカフミ
SHIBATA TAKAFUMI
柴田 尭史 所属 追手門学院大学 法学部 法律学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/01/10 |
形態種別 | 学会誌における解説記事および書評 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | ドイツ憲法判例研究〔260〕 アムリ調査委員会事件 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 自治研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 第一法規 |
巻・号・頁 | 99(1),146-155頁 |
概要 | 連邦憲法裁判所のアムリ調査委員会事件判決について、ドイツ憲法判例研究会での報告を下にまとめたものである。ベルリンで起きたテロ事件をめぐって、情報機関である連邦憲法擁護庁によるテロの主犯の内偵の状況・態様について、ドイツ連邦議会に調査委員会が設置された。調査委員会は、連邦政府と同庁に、同庁の職員の証人喚問を求めたが、拒否された。この拒否がドイツ連邦議会の調査権の侵害であり、憲法違反であるとして提起されたが、連邦憲法裁判所は、「国家の安寧」を根拠として、この拒否を正当なものとして憲法違反ではないと判断した。この判決について、従来の判例を引用する連邦憲法裁判所の審査手法を批判的に検討し、反対意見でも明示されている個別衡量の可能性を指摘した。 |