ナガオカ チカ
長岡 千賀 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 追手門学院大学 大学院 経営・経済研究科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 行動指標を用いた心理臨床の関係性に関する定量的検討 ―描画法施行場面を題材として― |
執筆形態 | 共著・編著(代表編著を除く) |
掲載誌名 | 対人社会心理学研究 |
出版社・発行元 | 大阪大学大学院人間科学研究科 社会心理学研究室 |
巻・号・頁 | 13,31-40頁 |
著者・共著者 | 長岡千賀,佐々木玲仁,小森政嗣, 金 文子,石丸綾子 |
概要 | 本研究では、心理療法の現場で用いられる描画法の 1 つである風景構成法を題材とした。この技法では、セラピスト
である見守り手の<教示>とクラエイントである描き手による<描画>の交替が 10 回以上繰り返されて描画が進む。見 守り手と描き手との関係性を基盤として、この技法を通して生き生きとした心的イメージが動き、このイメージの賦活が描 き手の変化のきっかけになると考えられている。本研究の目的は、見守り手の教示と描き手の描画の交替の繰り返しを 通して 2 者の関係性が成立していくプロセスを、描き手の行動を指標として定量的に評価することである。1 名の見守り 手によって17人の実験参加者(描き手)に対して個別に施行された風景構成法施行場面が撮影された。各事例は見守 り手によって臨床心理学的に評価された。また第 3 者としてビデオを見た行動記録者は、各事例における、描き手から 見守り手への交替の際の描き手の行動を全てコード化した。行動種類総数や特異性の時系列的変化が求められた。結 果から、各事例についての見守り手による臨床心理学的評価と、描き手の行動の間に対応関係があることが示された。 |