ヤマモト ケンジ   Kenji Yamamoto
  山本 顯治
   所属   追手門学院大学  法学部 法律学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/10
形態種別 論文
招待論文 招待あり
標題 関係的契約理論による損害賠償論の試み――私的自治の射程
執筆形態 単著
掲載誌名 法の理論29
掲載区分国内
巻・号・頁 43-68頁
著者・共著者 山本 顯治
概要 前半では、I.マクニールの関係的契約理論を不完備契約論の観点から解釈する米国契約法の見解を取り上げ概観した。米国を代表する法理論研究者であるR.ゴードンによれば関係的契約理論とは様々な構想がそこから発展する基本構想であるとされていることを紹介した。関係的契約理論からは、取引に内在する規範に着眼する見解、批判理論として関係的契約理論を位置付ける見解、さらに、ノーベル経済学賞を受賞したO.ウィリアムソンによるガバナンス装置としての契約という考え方等、様々な現代的契約理論が展開されている。本稿はそのような新たな動向の中から関係的契約理論を不完備契約論に基づき展開する法の経済分析を論じた。特に、効率的契約違反論をとりあげ、履行利益賠償と強制履行の二つの救済方法を履行の効率性と信頼投資の効率性の二つの観点から検討した。また、賠償額の予定、代物入手価格基準による賠償額算定方法等の合理性について検討した。