シンドウ  マサヒロ
  真銅 正宏
   所属   追手門学院大学  学長
   職種   学長
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001/03
形態種別 論文
標題 掃墓の美学―永井荷風の場合―
執筆形態 単著
掲載誌名 文化学年報
巻・号・頁 (50),1-16頁
概要 永井荷風は、アメリカ合衆国やフランスに滞在中も、頻繁に墓地を訪れている。そこは文学者を初めとする芸術家たちが多く眠る、いわば公園である。このような墓参は、帰国後も続けられ、掃った墓は江戸期の戯作者を初めとして、近代以降の尊敬する先輩文学者たちにも及ぶ。この行為は、考証という文学的営為と結びつき、「下谷叢話」などに結実していく。掃墓を文学的営為の一に位置づけ、荷風の文学をこの営為の側面から概観する。A5判、pp.1-16.(16頁)