ヌキタ リサ   Nukita Risa
  貫田 理紗
   所属   追手門学院大学  地域創造学部 地域創造学科
   職種   講師
研究期間 2021/04/01~2025/03/31
研究課題 農作業体験型都市農村交流活動による農作業労働への貢献に関する調査研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 大阪商業大学
研究者・共同研究者 藤井 至,貫田 理紗,稲葉 修武
概要 多様な取り組みが展開されている都市農村交流活動は、都市住民や非農家に対する非日常体験を提供し、農業者に対する収入源の確保や農業・農村の価値を再認識する場として機能するなど地域振興に向けた取り組みとして全国的な拡がりをみせてきた。一方で、度重なる交流に対する交流疲れや交流第一世代の高齢化による交流の後継者確保に関する問題が発生するなど、受け入れを行う地域や農業者にとって持続的な取り組みの展開、訪問者の農作業労働への貢献を見据えた取り組みの展開が求められている。 そこで本研究は、都市農村交流活動のなかでも農作業体験が伴う活動(農村ワーキングホリデー(以下、農村WH)、農業体験農園、収穫体験農園 等)に着目し、訪問者の農作業体験が、農家が行う農作業労働にどれだけ貢献しているのか明らかにすることを目的としている。 研究初年度となる2021年度は、研究メンバー間における課題認識の共有と研究アプローチの整理、調査方法・項目の検討を含めた研究ミーティングをオンラインで開催した。その中で、以下の点が今後の取り組むべき課題としてあげられた。①農林水産省『農業経営統計調査・営農類型別経営統計調査』における作業別労働時間との比較検討、②各都市農村交流活動に対する調査項目の設定、③基礎調査と追跡調査による二段階調査の必要性、④調査方法(アンケート調査・ヒアリング調査・作業日誌記録・ウェアラブルカメラによる行動調査など)に関する検討など。これらの課題を踏まえたうえで、メンバー間で役割分担を行い、次年度より現地調査を実施できるよう調査項目・方法の検討を行った。なお、農業体験農園の取り組みに関しては、年度末に基礎データ収集をアンケート調査により実施した。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K12455