ミツナリ ミホ
  三成 美保
   所属   追手門学院大学  法学部 法律学科
   職種   教授
研究期間 2002~2003
研究課題 ジェンダーの比較法史学―近代法秩序の再検討
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費助成事業 基盤研究(C),基盤研究(C)
科研費研究課題番号 14520017
連携研究者 三成 美保,曽根 ひろみ,村上 一博,石井 三記,三成 賢次,白石 玲子
概要 本研究の目的は、法史学においてはじめて本格的にジェンダー視点を取り入れた比較研究をすることにあった。研究会および研究会合宿を重ねて、予定通りに共同研究をすすめ、成果は平成15年4月末に法制史学会シンポジウムにおいて発表した。わが国では、憲法・家族法・刑事法・労働法などいくつかの実定法分野でジェンダー法学研究が進められつつあり、歴史学でも従来の考察枠組みを根本的に見直す成果があげられるようになっている。しかしながら、ジェンダー法学・歴史学研究の進展に対応するような本格的ジェンダー研究は法史学ではまだほとんどなされておらず、問題関心も共有されていない。このような状況にかんがみ、法制史学会第55回総会(平成15年4月26日)のシンポジウム「ジェンダーの法史学-近代法の再定位・再考」において、共同研究の成果を公表した。本シンポジウムの目的は、わが国の法文化とジェンダー秩序との相互関係を歴史的に検討することにあり、