アララギ ユキコ
  蘭 由岐子
   所属   追手門学院大学  社会学部 社会学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻
   職種   教授
研究期間 2013/04~2016/03
研究課題 「薬害教育」に向けた多声的「薬害」概念の提起
実施形態 科学研究費補助金
採択フラグ 採択
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(B)
科研費研究課題番号 25285163
代表分担区分 研究分担者
代表者 山田富秋松山大学人文学部教授
概要 本調査研究は2001 年から継続する「薬害HIV」問題をめぐる関係者として、医師、感染被害者、製 薬メーカー、旧厚生省役人などへの聞き取り調査を継続し、多声的な「薬害」概念を提起することを 目的とする。「薬害HIV」に代表される「薬害」問題は、こんにち「薬害教育」の推進という新たなス テージへと進んでいる。しかし、一面的な「加害−被害図式」が流布されることで、加害者や声を上げ られない被害者の語り、さらに得られた現場での教訓の伝承がおこなわれないという弊害を指摘しな ければならない。本調査研究では、このような多元的な「薬害」問題のリアリティの分析を通して、「薬 害教育」および、近年、議論されているレギュラトリーサイエンスへの接続を企図する。