ウエダ ヨシオ
Ueda Yoshio
上田 良夫 所属 追手門学院大学 大学所属 職種 教授 |
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研究期間 | 1996~1998 |
研究課題 | ヘリウム3核融合用FRCプラズマの定常維持法の開発 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
採択フラグ | 採択 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(A) |
研究機関 | 大阪大学 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
研究者・共同研究者 | 後藤 誠一,吉村 智,大久保 衛,杉本 敏司,大井 正一,岡田 成文,上田 良夫 |
概要 | 背景:ヘリウム3核融合実現のためには,トカマクのような低ベータトーラスではなく,50%以上のベータ値を有する閉じ込め配位が要求される。 目的:このために,ベータ値が90%前後の磁場反転配位(FRC)プラズマに着目し,現在最も必要とされているFRCプラズマの定常維持の確立を目指し,閉じ込め特性の評価と改善,中性粒子ビーム入射,磁気圧縮等の実験手段を開発する。 成果 1. 閉じ込め特性:粒子閉じ込め時間を,複数の方法で推定し,0.3ms前後と評価した。また,外部ミラー比の増大で閉じ込め時間の伸長傾向がみられた。 2. 一次元磁場圧縮:FRCプラズマの形状制御と,それに伴う閉じ込め特性の変化を調べた。前者では,圧縮率25〜30%のよりファットなFRCが安定に形成された。後者では,巨視的不安定は発生せず,閉じ込め時間の伸長傾向がみられた。 3. 中性粒子ビーム入射:新しい設計概念による電源を用いた500kw級NBIを付設し,基礎技術開発は終了した。低電力入射実現により,物理データを調べつつあるが,新しい検出器の開発が必要となった。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08558053 |