フジタ タケヒロ
藤田 武弘 所属 追手門学院大学 地域創造学部 地域創造学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻 職種 教授 |
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研究期間 | 2003/04~2005/03 |
研究課題 | 大阪府における「資源循環型都市の再生」目標と都市型酪農再構築の意義 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
採択フラグ | 採択 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 科学研究費助成事業 基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 15580201 |
科研費分類 | 食料農業経済 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 小林宏至 |
連携研究者 | 大西 敏夫,藤田 武弘,樽本 祐助,吉岡 徹 |
概要 | 1.牛乳の市場縮小と価格下落傾向のなか、大手乳業メーカーは「プレミア」牛乳の定着・拡大をめざし、新商品の開発と競争のただ中にある。中小乳業メーカーのなかには(1)「低温殺菌」牛乳を主力とし、(2)細菌数、体細胞数等の生乳品質管理、(3)飼料の特定、(4)産地の特定、などを組み合わせた「地域ブランド」牛乳づくりがみられるが、一部を除き、「プレミア」牛乳が定着したとは言い難い。2.大阪酪農の構造的特徴の1つは牧草・飼料作物を作付け「なし」の酪農経営が74.4%を占め、1ha未満を含めると酪農経営数の83.7%を占めるところにある。牧草・飼料作物畑の欠落を補ってきたのは、ビール粕・豆腐粕(オカラ)等の有力飼料源を都市に求めたところにある。ビール粕の飼料化はビール工場の手で実用化されている。しかし、オカラの飼料的利用は大阪府下酪農家数の3分の1に減少し、府下産出量の28.6%の利用率に過ぎない。都市型酪農を持続可能とした歴史的特質は大幅に後退しつ |