フジタ タケヒロ
  藤田 武弘
   所属   追手門学院大学  地域創造学部 地域創造学科
   追手門学院大学  大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻
   職種   教授
研究期間 2007/04~2008/03
研究課題 卸売市場制度「大転換」期における卸売企業の商業機能拡充の態様に関する実証的研究
実施形態 科学研究費補助金
採択フラグ 採択
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究機関 大阪府立大学、和歌山大学
科研費研究課題番号 18380134
科研費分類食料農業経済
研究制度 科学研究費補助金
代表分担区分 研究分担者
代表者 小野雅之
連携研究者 細川 允史,杉村 泰彦,坂爪 浩史,安部 新一,金 成學,呉 軍,佐藤 和憲,木立 真直,増田 佳昭,藤田 武弘,副島 久実,中安 章,白武 義治
概要 本研究は, 卸売市場流通の地位低下と卸売市場政策・制度の転換が進むなかでの卸売市場の今後のあり方を, 卸売市場における取引主体である卸売企業の商業機能に着目して, 実態調査に基づいて実証的に明らかにすることを目的とした。その結果, 中央卸売市場の地方卸売市場への転換や公設市場の民営化など卸売市場の開設形態の変化, 卸売企業の経営悪化と淘汰・再編が進行するなかで, 卸売企業のなかに, 卸売市場法改正による規制緩和を背景に, 既存の流通機能に新たな機能を付加することによって, 商業機能の拡充を図る事例が部分的にではあるが現れていることが明らかになった。このような実態調査結果を踏まえると, 今後の卸売企業の展開方向として, 既存機能の充実に加え, 新たな事業領域への垂直的な事業展開と水平的な事業展開を図ることによって, 商業機能拡充を図っていくことが有効であることが示唆された。