ナカノ ノブヒデ
  中野 統英
   所属   追手門学院大学  経営学部 経営学科
   職種   教授
研究期間 2012/04~2013/03
研究課題 Q学習を用いたエージェントベースシミュレーションによる将来獲得予定の報酬に対する期待度と採用行動の関係についての研究
実施形態
研究委託元等の名称 追手門学院大学
代表分担区分 研究代表者
概要 近年さまざまな経済・社会活動において,ミクロ的な視点からモデルを構築して社会現象を解析するエージェントベースシミュレーション(ABS)という手法が用いられている.本報告者もABSについての研究を行っており,2011年度はエージェントへの報酬の付与方法とエージェント間での情報(うわさ)の流布状況の関係についての研究を行った.2012年度は,Q学習を用いたエージェントベースシミュレーションにおける将来獲得予定の報酬に対する期待度と採用行動の関係についての研究を行う.将来にある報酬が確実に得られる場合はその報酬をそのまま考慮すればよいが,現時点で将来報酬が不明な場合は不明な程度によってその報酬を割り引いて考慮する必要があるのは論をまたない.Q学習には「将来獲得予定の報酬を現時点でどれだけ重要に考えるかの割合」を表わす割引率(discount rate)というパラメータがあり,これをもとにして研究を行う予定である.