オバタ ツネシ   Obata Tsuneshi
  小畑 経史
   所属   追手門学院大学  大学所属
   職種   教授
研究期間 1996~1997
研究課題 動的なグラフィカルデータ表現における視覚認知に関する研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 大分大学
研究者・共同研究者 越智 義道,小畑 経史
概要 本研究はグラフィカルデータ解析におけるデータの認識に関する人の視覚的認知に関する評価を目的とし,当該研究者のもとで開発中のグラフィカルデータ解析システムの拡充とそのシステムを利用した認知特性の評価を主研究テーマとして研究を行ってきた。 グラフィカルデータ解析システムの拡充については,まず視覚的認知,つまり視覚的な比較や評価,が容易な形態のグラフィカル表現を作成するためにグラフ編集機能の実現に関する検討を行った。さらに,認知特性の評価に加えてグラフィカルなデータ解析の履歴を把握するために,その履歴の記録と再生に関する研究を行った。特に動的なグラフィカル表示を利用した解析の履歴の記録形態の問題とその再生の際の技術的な問題について検討を加えた。これらの研究成果については第14回大分統計談話会で口頭発表するとともに大分大学工学部研究報告に2編の論文として発表した。 さらにデータ点の視覚認知に関する研究では,散布図上の点の表示に関する形状,明度,色調の差異がポイントクラウドとして表示された群の大小の比較に関わる視覚的認知特性にどのように影響を及ぼすかについて実験を行いその評価を行った。この実験では,計算機を用いてCRT上に静的・動的にポイントクラウドを表示し,点の属性の差異によって表現された群を認識しその大小を判断するまでの時間ならびにその正確度について計測し,視覚的認識における点の属性の効果について検討した。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08680332