ヒラオ モリフミ
HIRAO MORIFUMI
平尾 盛史 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 職種 講師 |
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研究期間 | 2020/04~2025/03 |
研究課題 | プラットフォームビジネスに適合した流通システムの形態に関する研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
研究機関 | 神戸大学 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
研究者・共同研究者 | 善如 悠介,丸山 雅祥,松井 建二,角田 侑史,田頭 拓己,平尾 盛史,水田 誠一郎 |
概要 | 令和3年度は、プラットフォームの理解を促進するための研究のみならず、それが既存のサプライチェーンへ及ぼす影響の解明の一歩になり得る研究を推進することができた。例えば、前者はプラットフォームが自社の製品を優遇する行為 (自己優遇) に着目したものであり、そのような行為がマーケットプレイス上でのサードパーティの売手の行動や、そこに参加する消費者の行動に与える影響を分析した。さらに、自己優遇行為を禁止するような政策がどのような帰結をもたらしうるかを明らかにすることで、競争政策への貢献を与えた。後者は、プラットフォームが自身の持つ需要情報をサードパーティの売手に共有するか否かを論じたものである。需要情報の共有は、売手のプラットフォーム内での行動だけでなく、既存のサプライチェーンにおける行動にも影響を与える。これらの広範な影響を包括的に考慮した上で、情報共有に関するプラットフォームのプライベートなインセンティブだけでなく、その他の利害関係者への影響も分析することができた。これらの研究成果は、すでに査読付きジャーナルに掲載および掲載確定している。また、これら以外にも、令和2年度から継続しているプロジェクトや令和3年度に新しくスタートしたプロジェクトもあるため、これらが今後査読付きジャーナルに掲載されるように努める。 加えて、シェアリングエコノミー型のプラットフォームの普及が、そこで取引される財の製造業者へ及ぼす影響に関する理論的分析にも着手することができた。これらの研究成果は、まだ論文としてまとめきれていないものからすでにワーキングペーパーとして公表したものまであるが、まだ査読付きジャーナルに掲載されるには至っていない。今後、様々な研究会・学会での報告を通して、査読付きジャーナル掲載に向けて投稿を進めていきたいと思っている。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H01551 |