キタムラ トモヒロ   Tomohiro Kitamura
  北村 友宏
   所属   追手門学院大学  経済学部 経済学科
   職種   講師
研究期間 2019/04~2020/03
研究課題 軌道改良が鉄道事業者の線路メンテナンス費用に与える長期的効果
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本交通政策研究会
研究種目名 若手研究
代表分担区分 研究代表者
研究者・共同研究者 北村 友宏
概要 日本の地方部の中小旅客鉄道事業者においては、沿線人口減少等による利用者数の減少や総費用に占める高い割合の施設維持費用が原因で、経営環境の厳しい状況が続いている。また、2017年上半期には、3社の中小旅客鉄道事業者において木製枕木の老朽化を原因とする列車脱線事故が立て続けに発生し、こうした事業者の安全対策が重要な課題となりつつある。 日本の地方部の中小旅客鉄道事業者の多くは以前より、木製枕木のコンクリート化や線路の重量化といった軌道改良を実施してきた。このような軌道改良を行うと、単に線路設備の強度が増して安全性が向上するだけでなく、必要な線路メンテナンス頻度を削減でき、それが費用の削減につながるとされている。 こうした軌道改良の効果が現れるまでに何年かかり、その期間で線路メンテナンス費用がどの程度削減されるかを明らかにすることができれば、軌道改良を積極的に促進すべきかに関する政策インプリケーションを導出することができると考えられる。 そこで本研究では、日本の中小旅客鉄道事業者を対象とし、軌道改良によって線路メンテナンス費用が何年間でどの程度削減できるかを明らかにする。
PermalinkURL https://researchmap.jp/7000023900/published_papers/31130934