カワハマ ノボル
Kawahama Noboru
川濵 昇 所属 追手門学院大学 法学部 法律学科 職種 教授 |
|
研究期間 | 2019/04/01~2022/03/31 |
研究課題 | 市場支配力分析の日米EU比較法的検討 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
研究機関 | 京都大学 |
研究者・共同研究者 | 川濱 昇 |
概要 | 市場支配力にはその存在の問題と変動の問題の2つがある。日本法では変動だけが法律要件となっているが、それを意識せず混同すると法解釈の混乱が生じる。市場支配力基準は消費者厚生を改善する効果をもつ。しかし、消費者厚生は目的であっても基準ではない。そう理解しないと過小規制になることを示した。市場支配力の存在は法律要件ではない。しかし、存在と規模は市場支配力の変動を分析するとき重要である。たとえば非ハードコアカルテルでは、当事事業者がグループとして潜在的に有する市場支配力と程度を前提に、市場支配力の変動分析が可能になる。排除行為についても同様の結果となることを明らかにした。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K01333 |