ウエダ マユミ
Ueda Mayumi
上田 真由美 所属 追手門学院大学 経営学部 経営学科 職種 教授 |
|
研究期間 | 2021/07/09~2024/03/31 |
研究課題 | 高大接続に際してプログラミング技能獲得のための能動的な学習支援環境による授業開発 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 挑戦的研究(萌芽) |
研究機関 | 大阪大学 |
研究者・共同研究者 | 東田 学,白井 詩沙香,上田 真由美 |
概要 | 理系・文系分野を問わず、数理科学を情報学と融合したデータ・サイエンス教育の強化が求められている。一方で、コロナ禍を通して、授業形態のあり方が改めて問われている。 本研究は、高大接続に際して、初等・中等教育における学習内容をプログラミング学習を通じてリメディアル教育として再獲得すると同時に、リベラル・アーツ教育として体系化すること、さらに、プログラミング技能を高等教育や就業時に求められるアカデミック・スキルとして獲得することを目標としている。そのための授業開発および学習支援環境の構築に挑戦している。 【学習コース開発】 まず、1970 年代に情報教育における構築主義として提唱され、オブジェクト指向型プログラミングの源流となった同調的対象 (object-to-think-with) という概念を発展させ、プログラミングによって同調的に学習対象を操作できるデザイン・テンプレートを開発している。さらに、テンプレートからインスタンス化した学習項目を初等・中等教育における算数・数学や理科の学習過程や科学史の発展に沿って系統化することで実践的なプログラミング学習コースを作成している。 【学習支援環境構築】 同時に、開発する学習コースを対面や遠隔、その融合など様々な授業形態で活用するために、SNSを模したユーザ・インターフェイスを有し複数の学生と対話可能な分散・共有型のプログラミング・ノートブックを開発している。UI が固定した既存のプログラミング学習支援環境では得られないコンテンツと UI の相乗効果による学習効果の向上を目指している。 【学習アクテビティ分析】 並行して、提案する手法が対象とする様々な授業形態で実践を通じた評価を行い、特に、対面・遠隔形態が融合する授業での有用性を評価し、提案手法を随時改善をおこなっている。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K18505 |