ウチダ セイラ   Seira Uchida
  内田 聖良
   所属   追手門学院大学  社会学部 社会学科
   職種   講師
研究期間 2019/06~2020/03
研究課題 VR技術を用いた「ズレの創出」「ズレの明示」の事例調査と検証アプリの開発 ーコミュニケーション表現技法の開発にむけてー
実施形態
採択フラグ 採択
研究委託元等の名称 秋田公立美術大学
代表分担区分 研究代表者
研究者・共同研究者 内田聖良
概要 本研究では、バーチャルユーチューバー(VTuber)の事例に⾒られる、「ズレの明⽰」「ズレの創出」によるコミュニケーションが、ポスト・インターネット時代のコミュニケーション表現の拡張することができるのではないかという仮説をもとに、事例調査と検証用アプリケーションの制作を行った。 VTuberとは、VR技術を使⽤した声や表情に連動させて動くアバターと、動画配信サイトYouTubeを⽤いた、バーチャルな⼈格とリアルタイムでやり取りの出来るコミュニケーションの表現⽅法で、2016年、「キズナアイ」が初めて「VTuber」を名乗ったことからはじまる。代表的なVTuberは、アバターのデザイン、声、動きなどの印象を⼀致させ、フィクションだからこそ完成する「完璧な美少⼥」を創り出している。 しかし、配信者の中には、⼥性キャラクターを男性が演じている「ズレ」(⾒た⽬は少⼥だが、声が明らかに男性とわかるもの等)をあえて⽰してしまうものがある。このような事例では、鑑賞者は「嘘を演じている配信者」を含めて楽しむ反応が⾒られ、中⾝とアバターの「ズレ」⾃体がコミュニケーションのひとつの要素として機能し、鑑賞者が配信者に期待する振る舞いの許容範囲を変容させているとみられる。本研究を通して、文献調査、既存の事例が「ズレ」を作り出す構成要素について調査し、検証用のアプリケーションを制作した。次年度以降、これを用いて実験を行い、さらに検証を進めていきたい。