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            タニ ケイスケ
           谷 恵介 所属 追手門学院大学 心理学部 心理学科 職種 特任助教  | 
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| 研究期間 | 2017/04~2019/03 | 
| 研究課題 | 能動的身体運動が重力空間の知覚を促進させる可能性 | 
| 実施形態 | 科学研究費補助金 | 
| 研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 | 
| 研究種目名 | 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費,特別研究員奨励費 | 
| 課題番号 | 17J07245 | 
| 連携研究者 | 谷 恵介 | 
| 概要 | 本研究の目的は、能動的に身体を動かすことによって重力空間の知覚が促進されるかという問いについて、ヒトを対象とした行動実験によって明らかにすることである。本年度は、若年健常者と対象として、身体傾斜中に上肢運動を行うことで重力方向の知覚がどのように変化するかを検証した。実験参加者は、身体傾斜装置に座位をとり、左側方に身体が傾けられた。傾斜停止後、参加者は、前方のディスプレイ上に呈示された視覚的な線分を主観的重力方向(subjective visual vertical;SVV)に合わせる課題(以下、重力方向推定課題)を行った。その後、参加者には、上肢を動的または静的に動かす課題を一定時間行わせた後、再び重力方向推定課題を行わせた。上肢運動課題前後のSVVの角度を比較した。本実験の結果、上肢運動を行わなかった条件ならびに静的な上肢運動を行った条件では、運動課題後にSVVが有意に身体傾斜側に偏倚した。それに対し、動的な上肢運動を行った条件で |