マツシゲ タクヤ
Matsushige Takuya
松繁 卓哉 所属 追手門学院大学 社会学部 社会学科 追手門学院大学 大学院 現代社会文化研究科 現代社会学専攻 職種 教授 |
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研究期間 | 2020/04/01~2024/03/31 |
研究課題 | 地域包括ケアのアウトカムとしてのケア関連QOLの測定と応用に関する研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
研究機関 | 津田塾大学 |
研究者・共同研究者 | 森川 美絵,森山 葉子,中村 裕美,白岩 健,秋山 直美,福田 敬,松繁 卓哉,大夛賀 政昭 |
概要 | 日本では地域包括ケアシステムの構築が進められているが、利用者視点やケアの社会的側面を考慮したアウトカムの把握と、それをケアの質向上や効果的な管理運営につなげることが大きな課題となっている。そこで、本研究は、ケアのアウトカムとして「生活の質 = QOL(Quality of Life)」に着目し、QOLの測定データを、いかにケアの質向上及び効果的効率的なケアシステム運営に活用できるか、という問いに応えることを目的とする。2022年度は、研究で設定した3つの課題のうち、第1の課題について大きな成果があった。第1は、高齢者等の社会的ケア関連QOLのデータ収集分析と、データのケアマネジメント(組織・個人レベル)への活用方法のモデル化である。社会福祉法人の協力を得て、法人が運営する複数事業所のサービス利用者、また、その家族のQOLデータを収集することができた。また、法人本部と打ち合わせを進めながら、こうしたQOLの調査結果を活用した研修(フィードバック研修)のプログラムを作成し、ケアマネジメントへの応用のモデルを作ることができた。 第2は、社会環境変化に対応したQOL尺度の新版の開発であり、簡易イラスト案に対する知的障害者のcognitive debriefingの内容検討、認知症高齢者向け版の国際共同体制の検討などを進めた。 第3の課題である、国際プロジェクトと連動した統合QOL尺度の日本語版開発については、国際プロジェクトとの調整に課題があり大きな進捗はなかった。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H01598 |