カワハマ ノボル
Kawahama Noboru
川濵 昇 所属 追手門学院大学 法学部 法律学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2004~2007 |
研究課題 | 商行為法の現代化と民商法の再編 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(A) |
研究機関 | 京都大学 |
研究者・共同研究者 | 洲崎 博史,前田 雅弘,川濱 昇,潮見 佳男,山本 敬三,北村 雅史 |
概要 | 本研究は、商取引に関する商行為法とその基礎としての民法について、現代取引社会における種々の要請を充たしうるよう改正することに向けた立法的提言を行うことを目的としている。この目的を達するために、本研究では大きく分けて次の四つの作業を行った。 第一は、契約責任論ないし損害賠償論に関する基礎的・理論的研究であり、主として、潮見・山本が担当し、その研究成果の一部について、平成18年度日本私法学会シンポジウムにおいて報告を行った。 第二は、商法第2編(商行為)の中で、先行して現代化が実現した保険契約法に関する研究である。本研究の開始時点では、保険契約法の現代化作業の見通しが必ずしも明らかではなかったこともあり、当初は研究テーマとして明確には掲げていなかったが、本研究と密接に関連するテーマでもあり、本研究の研究期間内に同時進行的に現代化作業が行われたことから、法制審議会保険法部会での審議にも参加した洲崎が中心となって担当したものである。 第三は、代理・仲立ち・取次ぎといった商取引の仲介者にかかわる法規整のあるべき姿についての研究であり、研究期間の後半において、我々が最も注力したものである。その研究成果の一部については、平成20年度日本私法学会拡大ワークショップにおいて、洲崎・佐久間・戸田が研究報告を行った。 第四は、商行為法の個別テーマに関する各論的研究であり、商取引の合理性の確保、消費者保護、投資家保護、公正取引など様々な観点から、商行為法制の在り方について検討を行った。 研究成果報告書の第1章縲恆4章は、それぞれ上記第一縲恆謗lに対応するものである。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16203006 |