マツイ ケンタ
MATSUI KENTA
松井 健太 所属 追手門学院大学 文学部 人文学科 職種 講師 |
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研究期間 | 2021/10~2023/09 |
研究課題 | ヒトとモノの承認関係を手がかりとする「自宅」環境の包括的研究 ―環境美学、建築・都市計画論、芸術実践の融合的アプローチから |
実施形態 | |
採択フラグ | 採択 |
研究委託元等の名称 | トヨタ財団 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
研究者・共同研究者 | 松山聖央(代表者),松井健太,山崎嵩拓,青田麻未,伊藤維,吉野良祐 |
概要 | 本研究の目的は、新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに注目が高まる「自宅」という身近な環境を再考し、住まう「ヒト」と自宅を構成する「モノ」との関係性を、環境美学と建築・都市計画論の共同により解明することである。 私たちは1年以上の長きにわたり、できるかぎり「自宅」にとどまる生活を余儀なくされてきた。この生活スタイルの変化の影響を分析し、ストレスや不便の解消を目指す研究・社会実践はすでに行われている。しかし本プロジェクトでは、一時的なコロナ対策の視点では不十分であった、より根源的な感性論的・現象学的観点から、「自宅」を、ヒトとモノが親密なかかわり合いを通じて形成する特別な場ととらえ直す。そして、代表者がこれまでに取り組んできた「承認」概念を基軸とする理論研究と、芸術実践者や一般参加者も交えたワークショップを融合した多角的アプローチにより、生活者が自宅環境をどのように認知しているのか、どのようなかかわり方や改変によってヒトとモノとの関係性に肯定的な変化が生まれるのかを実証的に明らかにする。成果は学会発表や論文のみならず、展覧会というユニークな形式でも広く社会に発信する予定である。 |
PermalinkURL | https://toyotafound.secure.force.com/psearch/JoseiDetail?name=D21-R-0092 |